天の戸 つなぐ (ごんべー)

出品酒の上槽が近づきつつある今日このごろ杜氏の気持ちは休まる暇がない

毎年試行錯誤の連続なのだが今年は醪の動きに惑わされる日々続く

そんな日々をつなぎ合わせ言葉として伝える姿がここにある



天の戸 雫を集めて (ごんべー)

槽に積み重ねられた袋から溜り落ちる雫が集まり流れとなって現れる

点と点を集めて酒を醸し線になったもが再び点となり線となり酒が出来上がる

様々な点の組み合わせは無数で小さな宇宙がここに生まれる



天の戸 祭りの日 (ごんべー)

年に一度の祭りの日は多くの人々で蔵中が賑わう

その賑わいがひと味ふた味と醸す酒に加わっていく

祭りの後は勝負の酒をじっくりと醸していく



天の戸 ぱらり (ごんべー)

洗米と浸漬を終えた米粒があられ雪のようになって切り返しされる

その年その年によって米の登熟具合が違うのでそこをしっかりと見極め

味わいのある酒になるように正確な原料処理が毎日行われている



天の戸 吟醸日和 (ごんべー)

冬型の気圧配置が続き寒波がやってきて安心しているのは我々だけだろうか

寒いからこそできる仕事でありそこから極上の逸雫が搾り出される

人も酒も寒さの中で育っていく