天の戸 三冠の祝酒 (ごんべー)

長い道のりを経て辿り着いた所は、終点ではなく通過点であり

その先に在るものは未知の世界が待ち受けている

これからも、たゆまぬ努力で一歩づつその道を切り拓いていく



天の戸 蒸す (ごんべー)

米粒の隙間を通り抜けた蒸気が静かに湧き上がっている

米の一粒一粒に酒になるための命を吹き込んで次から次へと湧き上がる

水の命が空へと戻っていく瞬間でもある

 

 



天の戸 洗米 (ごんべー)

朝一番、洗米機のうなる音が玄関先から蔵の中へ響き渡る

酒蔵での酒造りの始まりは、ここから始まる

酒造りの始まりから終わりまでを見つめる目がここに在る

 



天の戸 木枯らし (ごんべー)

季節外れの台風が木枯らしを連れて通り過ぎていった。

横殴りの雨と風が色づいた木々の葉っぱを容赦なくもぎ取っていく。

迫りくる冬の力をここぞと見せつけているようだった。



天の戸 初霜 (ごんべー)

この時期の星空がきれいな夜は放射冷却が起きて翌朝の冷え込みが厳しい。

そんな夜のトンボたちは地面より幾らかでも高いところを見つけ一夜を過ごす。

日が昇り体が温まると羽ばたきを始め大空へと飛び立つ。