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天の戸 里の秋 (ごんべー)

稲刈りが終わり、里の木々にも秋の色が付き始めた。

季節は順番に高いところからやって来るものだと教えられる。

芽吹きの季節から半年、時は目の前を駆け足で通り過ぎていく。



天の戸 風の花 (ごんべー)

冬を前にして庭に咲く唯一の花が秋明菊。

白だけかと思っていたらピンクや紅紫、八重咲きのものもあるのだとか。

白い季節の前触れのような白い花、その白さに心あらわれる。

 

 



天の戸 授かる (ごんべー)

米は人が作るものではなく、お日さまからの授かりものだ。

作柄の良し悪しはお日さまが決めるもので人の力の及ぶところではない。

お日さまの恵に感謝し酒を醸す時期がやってきた。



天の戸 初冠雪 (ごんべー)

おらほの山の頂がまた白いものに覆われる季節がやってきた。

去年の雪が解けないうちにまた白くなってしまった。

どんな冬になるのだろ、小さな冬の足音が聞こえ始めた朝だった。



天の戸 星あかりを刈る (ごんべー)

重く頭をたれた稲穂をコンバインが勢い良くかき上げて行く。

農民にとってココロ踊る瞬間であり収穫の手応えを感じる瞬間でもある。

この米の一粒一粒に春からの丹精が詰まっている。