代掻きが終わり、この時期しか見ることの出来ない風景だ。
季節風が毎日のように吹くので田圃の水面が波打たない無風で快晴の早朝でなければ、この姿は拝めない。
200ミリのレンズがあればもうちょっとキレのある写真が撮れたかもね。
夕方の事だった。村の人に「カメラ持って来てらが」と声をかけられ、田圃に鶴が居ると教えてくれたので
カメラを取りに家に戻り、昨日、植えたばかりの「めんこいな」の田圃へ行ってみた。
40mほどまで近寄ってみて撮影成功、図鑑で調べてみると「まなづる」と分かった。
鹿児島からシベリアへ帰る途中に迷ったらいしい。明日は何処へいくのかな。
甘い花の香りに誘われてフラフラと飛び回るミツバチ
ハチには失礼だが、その姿は、次から次へと飲み屋をハシゴする酔っぱらいに似ている
彼らは、これが仕事なんだよなァ
葉っぱ一面に朝露と稲の雫とをダイヤモンドを散りばめたように身にまとい
キラキラと煌く早苗は、毎朝のおしゃれを楽しんでいるように見える
このキラメキは米の雫へと継って行く
花は、ありのままの姿で黙って咲いている
なに一つ飾らずに咲いてる
だからキレイなんだなあ