夜明け前、屋根から滴り落ちる朝露の音で目が覚め、こんな日にしか撮れない一枚に期待を寄せて
カメラを持って田圃回りを始めると様々な表情の朝露に出会えた。
ファインダーを覗き無心にシャッターを切る中で朝露がぽたりぽたりと落ちていく様は風の悪戯に見えた。
アブラムシの次にバラへやって来たのはテントウムシ
何をしに来たのかといえば、アブラムシを食べに来たのだ。
食物連鎖とでも言おうか、虫には天敵が存在していて、その虫を糧として生きているのだ。
人間も同じ様にして生きている。
消防団の市の大会に向けて練習を始める前に練習場所の小学校のグランドに行ってみた。
3週間前に刈ったはずの草が、歩くのに邪魔になるほどに伸びていて
一面に咲く「ブタナ」の混じって、あちらこちら「ネジバナ」が咲いていた。
恋人のように寄り添って咲く姿に、この花たちだけは、刈り倒す事ができなかった。
優勝、身震いするほどの快感が体中を駆け巡る。
勝者でなければ味わえないこの感覚は一生のうちに何回も巡り会えるものではない。
志あるものに神様が与えてくれるものだと思う。
この悦びを勝ち取った仲間と酌み交わした酒は、さらに悦びを大きいものにしてくれた。
バラが咲き始めると色々な生きものが寄ってきます。
今日のお相手はアブラムシ、彼らは「黄色」を好んで群がるのですが
何処にでも変わり者がいるもので、その一匹かも知れませんね。