あの暑かった日々は何処へ行ってしまったのだろうか、今年の夏の終わりは過ごしやすい日が続いている
畦道には秋桜が咲き始めていて、傾きかけた光を浴びて寄せては返す波のように風に揺られる姿が健気に映る
それもそのはず、最初に誰が播いたのかは分からないが刈倒ずに置くと毎年種を落とし、ここに咲くのだ
今日の花はひょうたんの雌花です。ご覧の通りに花弁の下にそれらしい膨らみが見えますし
花の中央には花粉を受ける柱頭が付いています。
食用ひょうたんもあるそうですが、食用でないものは腹を壊すそうなのでご注意を!
カラスウリの花は日が沈んでから咲き日が昇ると萎んでしまう、へそ曲がりな花だ。
瓜とは名前がついているが人様の口には合わず、専ら鳥の好物らしいのだ。
その種は打ち出の小槌と形が似ているので財布に忍ばせておくとお金が貯まるらしい。
風に揺られて花粉が舞う
風に揺られて命の出会いが生まれる
風に揺られて稲が育つ
午前11時稲穂の殻が開き受粉の時を迎える
雄蕊がひょっこり顔を出し雌蕊は恥ずかしがりやなのか隠れたままだ
受粉が終わると殻を閉じ50日後には臨月を迎え刈り取りが始まる