Monthly archives: 1月, 2016

天の戸 休む (ごんべー)

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精米所で磨かれた米は蔵で出番が来るまでの間しばしの休みをとる。

米粒同士がよりそって静かに眠る。

やがて出番が来ると目を醒まし水と出会い麹と出会い酵母と出会い酒となる。

 



天の戸 真冬日 (ごんべー)

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雪は溶けながら積もっていく

その下で土も植物も人もやがて来る春をじっと待つ

冬は来る春を待つためにある



天の戸 円 (ごんべー)

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紺色の仕込みタンクの中を覗く

夜空に浮かぶ満月のようにも見えるが、結んでは消える泡、消えては結ぶ泡

湧き上がる醪の様は小さな宇宙を見ているようだ



天の戸 槽を織る (ごんべー)

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ベテラン二人の槽かけを眺めていると動きに何ひとつのムダがない。

交互に行ったり来たりを繰り返すリズムがテンポよく繰り広げられ

次々と槽に中に袋を織り込んでいく。



天の戸 煙 (ごんべー)

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「天の戸の煙突の煙を絶やさぬように」とは先代の三良会長がよく口にする言葉だった。

そうした思いが100年に向けた流れを切り拓いて来た。

明日も煙突から煙が上がり吹き抜けからは蒸気が立ち昇り蔵人たちの仕事は続く。