Monthly archives: 12月, 2018

天の戸 まぶ(雪庇) (ごんべー)

三日三晩吹き荒れた吹雪が治まり青空が少しだけ顔を出してくれた

麹室の屋根を見上げるとその吹き荒れた痕跡がしっかりと残されていて

俺の存在を忘れるな言わんばかりの冬将軍の顔に見えた



天の戸 聖夜 (ごんべー)

冬至を過ぎたばかりの午後5時の暗やみは深夜の気配を感じさせる

今が書き入れ時の蔵にはこの後から運送屋のトラックが列をなしてやってきた

売る方も運ぶ方も熱気に満ちている

 



天の戸 吹雪 (ごんべー)

程よく冷やされた蒸し米が醪の中に次々と降り注がれる

その様子は大地に降る雪のようで様々な姿で降ってくる

こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざらめ雪 こおり雪 と書いたのは太宰でした

 



天の戸 冬の華 (ごんべー)

冬の夜空に大輪の華が今年も咲いた

多くの人に見守られて輝く華

一瞬の光の華は一期一会の華なのだ



天の戸 雪化粧 (ごんべー)

三日三晩降り続いた雪の合間にお日様がわずかに顔を出した瞬間カメラを持って外に出てみる

ウカウカしているとまた雪雲がやってきて白い花吹雪を降らせる

全てを白く塗りつぶして綺麗でしょうと我が物顔で春まで居座る魔物の世界だ