耕す 竹蔵さん

竹蔵さんは今日も草を刈る一週間おきに草を刈る

よく刈り込まれた畔草は庭の芝生のように生えそろっている

ご主人様の働きに稲たちは深く深く首を垂れ始めた

 



耕す 夏水仙

農道脇にこれから照り付けお日様をる仰ぐかのように夏水仙が咲いていた

ここに球根を持ってきた記憶はないがいつかしら咲くようになった

暑さを忘れさせてくれる清々しい色だ

 



耕す 亀の尾の季節 

田んぼ一面が白く見える季節が今年もやってきた

風に揺られて首を振る亀の尾のを眺めながら心地よい西風を浴びる

100年以上も作り続けられる品種の魅力は酒の味だけではないように思えた



耕す 線香花火

線香花火を見つめながら迎え火を焚く

炎の向こうに見えるの別れた人たちとの思い出に浸る

帰らざる日々が浮かんでは消えていく時間だった



耕す 雨上がり

梅雨明け宣言のないままに立秋を迎えてしまった

雨の勢いはまだまだ続きそうな空を見上げると秋の雲が浮かんでいた

稲は花を咲かせ稔りの季節へと向かっている